買ったバナナの存在を忘れてて
メイドから
「このバナナ使って何か作っていい？」
と聞かれたから
「うんお願い！ありがとう！」
と言ったらメイドがキッチンで
混ぜまぜ何か作ってた
それ見て、あー懐かしいなって思った。
というのも
私が時給900円のパートをする前の
専業主婦時代は
スーパーでいつも
見切り品のバナナを買っていて
それでバナナのパウンドケーキを
作ってたんだよね。
パウンドケーキに使うなら
熟れたバナナだと砂糖を加えなくても
すごく甘く作れるし
週に何度もパウンドケーキを作ってた。
でも本当は
パウンドケーキが作りたくて
見切り品のバナナを買ってたんじゃない。
見切り品からしか買えないから
そのまま食べるにもジュースにするにも
使えないから
パウンドケーキにしてただけ。
子どもは今でも
「ママ昔バナナのパウンドケーキ
作ってくれてたよね！」
「あれ美味しかった！また食べたい！」
って言ってくれる。
それでも当時の私は
美味しいよりも、
見切り品からしか選べないことや
手作りのおやつしか選択できないことが
嫌だった。
パウンドケーキだけじゃない。
クッキーだって買わずに作って
子どものボーロすら1個1個丸めて作ってた。
側から見たら
手作り無添加の良いお母さん。
でも自分からしたら、
買えないから作るしかない人。
買うことがいいとか作ることがいいとか
そういうんじゃなくて
買えない。欲しいなら作る以外選べない。
そんな生活が本当に嫌だった。
同じ結果でも
自分がいいと思って選ぶのと
それしか選べないからそれにした
は全然違う。
私は、自分の「こうしたい」が
叶えられる生き方がしたかった。
作ってあげたいと思うから手作り
こうしてあげたいからそうする選択。
私は
「本当こうしてあげたかったのに」って
後悔する毎日から変わりたかったんです。
本当は もっと色んな習い事を
させてあげたかったし
月謝じゃなくて、
先生の質で選びたかった。
家庭で英語が聞こえてくるような
子育てがしたかったし
視野や選択が広がるように
海外で子育てしたかった。
家族で色んな国に旅行したり
親を旅行に招待したりもしたかった。
そして
子どもに
「どうせ」じゃなくて「やれば変わる」
ことを教えたかった。
でも現実は
「どうせ私なんて」が口癖の毎日で
私はいつだって
「何で私ばっかりこんなに」
って思ってた。
「どうせ」じゃなくて
「やれば変わる」ことを教えるには
私が変わらなきゃいけないことも
わかってた。
だって、やってもいない人の
「やれば変わる」なんて
じゃあ何で自分がやらないの？という
不信感にしかならないから。
だから私は重い腰をあげて
できない言い訳も、
できるわけないという不安も
全部一旦しまって
やる前から諦めて
「何もやりもしなかった自分」じゃなくて
できるかわからないけど
「やってみる」という選択を
することにしたんです。
うまく行くと思って
起業したわけじゃない
最初から大きな金額を
目指したわけじゃない。
私はただ、後悔したくなかっただけ。
自分が何もしないくせに
子どもにはやりなさいとか頑張りなよって
そんな口先ばかりの自分でいたくなかったし
私は、やっぱり自分の「こうしたい」が
叶えられる生き方がしたかった。
やる前から諦めるなんて誰にでもできる。
でも、私はそういう子育てを
したかったわけじゃない。
やらないからできないだけで
本当はやれば誰でも変われるし
自分の行動次第で人生は
いくらでも変われるんです。
私が起業して手に入れたものは
海外での子育てやインターナショナルスクール
海外旅行や親孝行なんて単純なものじゃなく
自分の「こうしたい」が
全て叶えられる生き方。
やらずに後悔してても一生変われない。
現実逃避しても
誰かの人生と交換されることなんてない。
変わりたいなら、自分がやらなきゃ。
自分のためだけじゃなく、
子どものために。
後回しにせず、今すぐに。
