- 社会貢献
- 世の中を変えたい
- 全ての女性のため
私はそんな言葉を並べる起業家さんを見て
全部全部嘘だと思っていました。
起業前の私は
時給900円の事務のパートをしていて
お金に余裕もなければ
時間に余裕もなく
当然ながら心に余裕なんか
これっぽっちもありませんでした。
だから、そんな時
起業している人の言葉を見ても
「社会貢献」→綺麗事
「世の中を変えたい」→戦争レベル
「全ての女性のため」→偽善者
としか思えず
『自分を良い人に見せたいだけでしょ』
と尊敬するどころか
むしろ悪印象を持っていました。
「皆自分の幸せが1番に決まってる！」
「社会貢献なんて
政治家のセリフじゃあるまいし
世の中を変えたいなんて無理無理」
「多くの人のためなんて
結局は自分の為なだけ」
本気でそう思っていました。
コンビニの募金箱見れば
「お金が余ってるなら私に募金してくれよ」
と思い
学校から赤い羽根の募金が来ては
「いや普通にうちが困ってますが」
と思い
『他人の為に自分ができること』なんて
これっぽちも考えたことが
ありませんでした。
どうして私だけ
何で私が
もう何百回言って
もう何百回思ってきたことか。
「自分のところにだけ
空からお金の雨が降ってきたらいいのに」
そんなことを思ったことも
何度も何度もありました。
「とにかくまず自分」
これが起業前の私です。
周りの人と上手く付き合える
『八方美人』が嫌い
自分が惨めになる
『他人に親切にできる人』が嫌い
常に自分と比べて人間レベルに差を感じ
「どうせ偽善」と全てを否定してきました。
そんな私が
時給900円の普通のママから起業して
3ヶ月で月85万になった時
自分に自信が付き
お金にも時間にも
心にも余裕ができ
私は初めて
『皆の為に頑張りたい』
『皆が喜んでくれることを
もっとしたい』
『今の自分にできることを
精一杯やってあげたい』
そう思うようになりました。
起業前
あんなにも偽善者だと思っていたのに
自分自身が起業して人生を変えたことで
今度は自分が
「皆に幸せになって欲しい」
と思うようになりました。
「ありがとうございます」
と言われることが嬉しくて
「嬉しいです！」
と言われることが喜ばしくて
私はようやく
「社会貢献」
「世の中を変えたい」
「多くの人のため」
が偽善ではないことを知りました。
私は今自分が変わったことで
『偽善者』だと思っていた人たちが
『尊敬』すべき志を持った人たちだと
気づくことができました。
都合の良い話なのかもしれない
でも、あんなにも
『他人の為に自分ができること』
なんてこれっぽちも
考えたことがなかった私が
『今、この人が変わる為に
私がやってあげられることは
何だろう』
『どうすればこの人を救えるんだろう』
と本気で考え行動するように
なりました。
『皆に喜んでほしい』
ただこれだけで
こんなにも行動できるようになった自分に
私自身が1番驚き、信じられずにいます。
元々本当は
そんな人柄だったのか
それとも自分が変わったから
人柄も変わったのか
正直私にはわかりません。
ただ、今の私にわかることは
『誰かに喜んでもらいたい』
と心から思って動くだけで
その人も変わり、喜んでくれて
その姿を見ることで
自分も幸せな気持ちになる
ただこれだけです。
あまりに自分が変わりすぎて
今もしかしたら私は夢の中で
本当の私はずっと
眠り続けたままでいるのではないか
じゃあこの夢は
覚めた方がいいのか
それとも覚めない方が良いのか
家族とは会いたい
だったら現実を受け入れて
目を開けるべきか
それとも今の幸せを手放さずに
このまま夢の世界で暮らすか
どちらがいいんだろう・・・
そんなことを
洗濯物を干しながら真剣に考えていました。
どっちにしよう・・・
本当に悩み、真剣に考え
その時長女が言った。
「ママ！どうしたの？」
私が眉間にしわを寄せながら
険しい顔をしていたので声をかけたらしい。
「いや、ママは今こんなに変わったことが
夢の世界なのかもしれないと思って
目を開けようか開けないか
どっちにした方が良いのか悩んでいた」
と言ったら
長女は私のほっぺをつねり
「現実ですよ〜〜〜」と。
そう、これは現実の世界で
私は今ちゃんと目を開けた状態で
人生を180度変えてこの世界に存在していた。
私は今、本当に
たくさんのスクール生や
認定講師に囲まれながら
親子留学としてドバイ移住し
人生を充実させていた。
目を開ける方が幸せか
それともこのまま
夢の世界にいる方が幸せか
どっちが正解なのか私にはわからない
でも1番幸せなのは
今の自分が目を開けたまま
夢の世界を現実として
実現させていくことだ。
私が今生きているのは
現実の世界らしい。
つねられたほっぺは
ちゃんと痛かった。
今日もこれからも、この先も
皆に喜んでもらえることをしよう。
そして、
そんな風に思ってくれる人がもっと増えたら
きっと世の中はもっと幸せになる人が増える
そんな風に今思っています。
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